バイク用ドラレコの実用性

緊急録画は行われるか
ドラレコは衝突などの衝撃時にキチンと録画が行われるかどうかが重要です。GTRに取付けたバイク用ドラレコもGセンサーにより衝撃を感知して緊急録画が行われ、記録した動画ファイルは別のフォルダに保存され上書きされない仕様になっています。テスト走行の動画を見ていたら三つのファイルがSOSフォルダに保存されていました。それがこの写真で、横須賀市鴨居漁港前の県道で、走行中に車体全体にドスンと来るほどの段差を通過した時の録画でした。

Gセンサーは有効に機能している
これはリヤカメラの映像です。写真では段差の状況が分かりにくいのですが、直前にブレーキをかけてもドスンと言う振動がありました。Gセンサーの感度設定は「低」でしたが緊急録画がしっかり行われ、段差通過時とその前後1分づつ合計3ファイルが緊急録画としてSOSフォルダに保存されていました。以上のことから衝突などの交通事故の際はGセンサーにより緊急録画が行われるであろうと推測されます。

マイクロSDカードは128GB,ループ録画は2分に設定
このドラレコには32GBのマイクロSDカードが同梱されています。録画時間は250分(約4時間)と日帰りツーリングでは帰り道に、すでに録画した部分に上書きが始まってしまいます。一泊ツーリングの動画利用となると128GB(約16時間録画可能)の程度の容量が必要と考え、通販でドラレコ録画用というマイクロSDカードを購入。価格は2180円でした。続いて1ループの録画更新時間を標準の1分から2分に変更しました。ループ録画が1分だとファイル数が膨大になり、使いたい動画を探すのが大変なので2分としました。

動画編集はやや面倒
録画した動画を編集しようとしたところ問題発生。このドラレコの動画はiphonなどに使われているMOVというフォーマット方式なのでRoland DV-7Gという動画編集ソフト(10年前購入)では読み込めないことが判明。そこでMOVをMP4に変換するフリーソフト XMedia Recodeをダウンロードして読み込めるようになりました。しかしリヤカメラの動画がどうしても読み込めません。原因はリヤカメラのフレームレート(1秒間に撮影する動画のコマ数)がフロントは60なのにリヤは25と少ないためでした。そこで上記 XMedia Recodeでフレームレートを60に変更してやっと読み込み可能となりました。最近の動画編集ソフトならこんな面倒はなく楽々編集可能と思います。

バッテリー上りが発生
アマゾンのこのドラレコ(AKEEYO AKY958)の評価欄に「バッテリー上りが起きる」と言うのがありました。わたしのGTRも自動車用バッテリーを積んでいるにも関わらず20日ほどエンジンをかけずにおいたところ、セルモーターが回らなくなりました。犯人は写真中央に見える12V電圧を5Vに下げる降圧コンバーターと推測しました。このコンバーターはバッテリー直結でスイッチを切っても常時電源が入っており、相当量の暗電流が流れているためと思われます。

スイッチを付けて解決
そこでバッテリーからくる配線の間にトグルスイッチを設置。これで駐車保管時はコンバーターにも本体にも電気は流れません。この対策以降バッテリー上りは無くなりました。エンジンスタート後スイッチを入れてドラレコをスタートさせます。モニター画面を見ればスイッチの入れ忘れは分かるので安心です。
GTRに取り付けたドラレコは十分実用に耐えてくれそうです。しかしコロナ第3派で本格的運用はいつのことやら。
2020年11月27日 野地幸雄
オクトラン営業担当 野地幸雄 090-3148-3044
オクトラン工場 大和田重美 047-161-1041
ドライブレコーダー取付

愛車GTRサイドカーにドライブレコーダーを取付けました。目的は事故や煽り運転対策の他、趣味のツーリング動画に活用したいと思ったからです。品物はAKEEYO AKY-958(中国製)価格はAmazonで15888円(19年9月)でした。

3インチモニターの付いたドラレコ本体はメーター左側のダッシュボードにビデオ用雲台(Velbon)を介して取付けました。このモニターは映る画面を「リヤカメラ・鏡像」に設定すると、バックミラーとして利用できます。

フロントカメラは本車とカーのほぼ真ん中あたりに付けました。

これはフロントの静止画像ですが、動画もFULLHD1080Pでなかなか良く写ります。車体の一部が映り込みますがこれはこれで雰囲気があります。

リヤカメラですが当初はリヤフェンダー上部に取付けました。しかしテスト走行の画像は振動によるブレが激しく実用に耐えませんでした。

そこで後輪のリヤサスカバー部に自由雲台を加工して取付けました。見てくれは良くありませんが、振動対策はバッチリでブレのないすっきりした映像となりました。

完成写真です。乗車位置から見るとメーターのすぐ左側で視認性もよく、モニターは3インチですがバックミラーとしてそこそこ役に立ちそうです。

モニター左の黒い箱はマイクを兼ねたリモコンで、下の丸いボタン短か押しで静止画像(写真撮影)、3秒長押しで上書きされない保存したい動画を記録することができます。

AKEEYO社のHPからダウンロードしたソフトによりパソコン画面で記録した映像を見ることができます。(最近の製品はWIFIでスマホから閲覧可能)また、GPSアンテナ(別売り)を付ける位置情報が記録され、走行中の速度や位置情報をGoogle Mapで見ることができます。
防水、振動、取付場所、配線の取り回しやコンパクト化などバイク用ドラレコは困難な課題が多く、国産では欲しいものが見当たりません。外国製(中国)は意欲的な製品が開発され進化していますが当たり外れが多く、信頼性がまだまだと言われています。耐久性や性能、使い勝手などしばらく使って見て再度リポートの予定です。
2020年10月 野地幸雄
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エンジン不調の原因は複雑だった

愛車GTRのエンジンが不調です。その症状は①スターターモーターが回らない時があり、回ってかかる時もある。②エンジンが温まった状態、冷却ファンが回っている状態でスイッチを切ると水温が下がるまで(小1時間)再始動できない。③エンストすると再始動できない。やはりエンジンが冷めるとスターターモーターが回って始動する。④スターターリレーはセルボタンを押すと一応カチカチという音がする。⑤押し掛けするとエンジンは始動する。
以上なので怖くてとてもツーリングには出かけられません。

そこで先ずはスターターモーターを分解してみました。カーボンが真っ黒にたまり、コンミューターもブラシが接触する部分が黒く焼けています。4本のブラシは厚さが3.5㎜以下交換のところ7.5㎜と十分にありました。各部を清掃研磨して組付けました。テスト結果明らかにモーターのトルクが上がったようでエンジンが始動します。

ところがしばらくしてエンジンをかけるとスターターモーターが回りません。充電済みのバッテリーが1週間で電圧低下しています。コロナでほったらかしにしていたのが原因かもしれません。価格は高くなりますが一流メーカーのパナソニックN-100D23R/C7を購入(12120円)、同社のバッテリー寿命判定ユニットLifeWINK(1516円)も取り付けました。

これで安心と思いきや、ガソリンスタンドでうっかりエンストしたところ、スターターモーターが回りません。何度かスイッチを押しているうちにメーターの照明が消えてしまいました。スタンドの一角を借りて全ヒューズの点検をしましたが異常なし。1時間後スイッチを入れるとメーター照明が復活、エンジンもかかりました。帰宅後、これはスターターリレーの異常と判断。純正部品を通販で購入(4620円)しました。

届いたリレーを取付けて試運転。スイッチを押すと力強くモーターが回ってあっけ無く始動しました。その後何度かアイドリングで冷却ファンが回っている状態(100度C以上)でエンジンを止めましたが直後の再始動もなんなくOK.。再始動時の冷却水温度表示の異常も無くなりました。スターターリレーはおそらく接触不良で通電したり、しなかったりを繰り返していたのではないかと思われます。
まだツーリング等で試したわけではないので安心とは言えませんが一応エンジン不調の原因は解明できたのかなと思います。
以上の結果、エンジン不調の原因は一つではなく、少なくとも三つの要因が絡み合っていたのではないかと推察されます。
そろそろ軽いツーリングでも始めようかと考えています。
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認知機能検査と高齢者講習

オクトランGTRオーナーの野地です。今年は運転免許更新の年なのですが、神奈川県公安委員会から75歳を経過しているので認知機能検査を受けるよう通知が来ました。横須賀市内の自動車学校に予約して1月13日検査を受けに行ってきました。
会場には15人ほどの受験者がおり、試験官から「腕時計をしまってください」など諸注意が行われ早速テストが始まりました。
画像は警視庁Webサイトからの抜粋です。最初は時間の見当識で今日の年月日、今の時間などを記入します。試験会場に時計はなく、推測で記入します。

次は手がかり再生です。要するにスライドで映した16枚のイラストを説明しながら見せて覚えさせ、しばらくたってから何の絵だったか書かせるというものです。16枚の絵を短時間で覚えるのは大変です。試験官は「これは大砲です、戦いの武器ですね」、「これはオルガンです楽器ですね」などとヒントとなる関連付けをしながら説明していきます。

ところが説明した後すぐに書かせるのではなく、間に介入問題(テストの採点に関係なし)といって試験官から言われた二つの数字を斜線で消しなさいと言われます。これを10列くらい必死で記入していると「ハイ時間です、それでは先ほどのイラストを思い出せるだけ書いてください」と言われます。これが難関、中々思い出せません。適当に解答用紙を埋めると次のページで先ほどの「戦いの武器」「楽器」などのヒントが書いてあり、これを手掛かりに思い出させようというもの。何とか16枚の絵の名前を記入しましたが冷や汗ものでした。

最後の問題は時計描画です。白紙が配られ、試験官から「まず時計の丸を書いてください。次に文字盤を描いてください、描けましたか、では10時10分の時計の針を描いてください」と言われます。普段から見慣れている時計ですが、自分で描けと言われると結構難しいものです。テスト時間は30分ほどでしたががっくりと疲れました。
一週間後に認知機能検査の結果が届きました。ハガキには総合点94点、(100点満点)、記憶力・判断力に心配はありません と書いてありました。
総合点と結果の判定については次のように決められています。
ア 記憶力・判断力が低くなっている者(第1分類) 総合点が49点未満
イ 記憶力・判断力が少し低くなっている者(第2分類) 総合点が49点以上76点未満
ウ 記憶力・判断力に心配のない者(第3分類) 総合点が76点以上
ちなみに総合点ア49点未満第1分類の場合は警察から連絡があり臨時適性検査(専門医による診断)を受け、または医師の診断書を提出することとされています。
認知機能検査に合格してから5か月後、高齢者講習を経てやっと免許更新となりました。高齢者の交通事故が多いとされ仕方ないのでしょうが高齢者にとって運転のハードルは高くなっていると実感しました。80歳を過ぎた友人は認知機能検査の対策としてイラストの絵(16枚の絵で4パターン)をトイレに貼って覚えたと言います。しかしながら自動車学校の教官の話では「90歳過ぎても高齢者講習に来ている元気な人がいる」ということです。私もまだまだ頑張るつもりです。
オクトラン営業担当 野地幸雄 090-3148-3044
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