公道走行インプレッション2

20121021 019

 しらびそ高原のワイディングに入りました。路面が荒れている山岳道路ですが乗り心地が非常に良いのに驚きます。SSサイドカーというとスパルタンでガチガチに硬いサスを想像しますがこのGTRはとてもソフトです。路面の凸凹を乗り越えるとき覚悟していたのですが、ハンドルへの衝撃はほとんど感じません。といってもフワフワしているのではなく、しっかりダンピングが効いています。もちろん4輪乗用車のような乗り心地と言うわけにはいきませんが、この乗り心地の良さはSSサイドカーとしては上位にランクされるでしょう。

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 タイトなコーナーを曲がってみます。ハンドリングは軽い中にもしっとりとした手ごたえがあります。左コーナーはアクセルを開けるとカー側前方が少しリフトすると同時に後輪が穏やかにスライドし始めるのが体感できます。カー側はそれ以上持ち上がることはなく、OCTRUNが目指す浮かないサイドカーの設計思想が見事に実現しています。右コーナーはハンドルを切っただけ廻って行き、ドライバーの意思に反して前輪が切れ込んでいくことはありません。ハンドリングは左右とも思っただけ曲がってくれるニュートラルな特性と感じました。仙台レースウエイでの高速テストでは、ややクイックなハンドリングでしたが見事ベストセッティングに変更されています。走っていて楽しくなる、素直な操縦性です。

Img_0038.jpg

 GTRのブレーキはアメリカNasCarで有名なウイルウッド製でベンチレーションローター付きを3輪に使用しています。しかも3輪同時制動のインテグラルブレーキで負圧を利用した倍力装置付です。
 日本自動車研究所の100km/hからの全制動試験で、規定値60mのところ35mで停止したという驚異的な制動能力を試してみます。
 ブレーキをかけてみると軽い踏み力でもの凄く良く効きます。しかもカックンブレーキではなく、ソフトで踏んだだけ効いてくれ、かつ車体が真っ直ぐ停止するので安心です。普段はやってはいけないことですがコーナーリング途中のブレーキングでも挙動が乱れることなく、実に安定していました。このブレーキならどんな状況でも安心です。

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 途中高速道路予定地で法定速度プラスアルファを試してみました。まるでレールの上を走るような直進安定性です。軽いハンドリングと直進安定性が見事に両立しています。これも素直な驚きでした。 
 標高差1200mの山を降りて来ました。パッセンジャーの息子は「途中からヘルメットを脱いだけど風は頭のてっぺんに当たるだけだった」と話していました。身長170cm以下の人なら風はほとんど当たらないかと思います。
 一緒に走ったツーリング参加の皆さんから様々なご意見、ご感想をいただきました。ほんとうにありがたいことです。今後の改良に生かして行きたいと思います。
次回はシャーシー、構造のお話です。 

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No title

racingのカーに乗せて頂いた時の、率直な感想は、かなりゴツゴツで硬すぎる感じでしたが、racingだからしょうがないか、な感想でしたが、このインプレッションではかなり改良?公道仕様?ソフトになっている様子。コーナーリングの素直さ、高速の直進安定性は、理想的な仕上りの様子。私のGSもかなり素直なsidecarだと思ってますが、下りの急ーカーブでは、何度か冷や汗、掻いてます。



Re: No title

ご紹介のとおりRacingは「レーシングサイドカーを公道で走らせたらどうなるか」をコンセプトに開発されましたので本領を発揮するのはやはりサーキットですね。その点でGTRはソフトな乗り心地を保ちつつ、良好な操縦性と安定性を発揮するように開発しております。
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OCTRUNではサイドカーの製造、販売や金属部品の製造、販売等を行っています。

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公式サイト
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