木製キャリヤの製作

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 わが愛車オクトランGTRサイドカーにラッゲージキャリヤを付けたいと前から思っていました。オクトラン代表の大和田氏に頼めば作ってくれますがサイドカー製作に忙しそうなので自作することにしました。キャリヤといっても鉄製、アルミ製などオーナーのみなさんいろいろ工夫して作っておられます。ここは差別化をして木製で作ることにしました。

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 材料はホームセンターでも売っているメルクシパインという集成材。厚さ25ミリ幅500ミリ長さ2メートルの物を切断。38ミリ径のフォスナービットで孔を開け、ルーターで加工しました。キャリヤの取り付けは直径50ミリの滑り止め加工付の真空パッド(吸盤)を使用します。苦労したのはトランクの蓋の形状の複雑な3次曲線に合わせて位置決めをすることです。ボール紙でゲージを作ってなんとか位置決め形状を決定。

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 次は防水塗装です。集成材は室内用なので雨に当たるとすぐに変形やはく離が起きてしまいます。そこでシェラック(セラックとも言う)ニスを塗ることにしました。シェラックとは東南アジア地方のカイガラムシが分泌する樹脂を精製した天然塗料でバイオリンなどにも昔から使用されています。ご覧のようにサラサラしたフレーク状ですが適量を消毒用アルコールで希釈(3日ほど置く)して刷毛塗りします。

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 10分ほどで乾くので細かいサンドペーパーで磨きまた塗る作業を繰り返します。バイオリンや高級家具はこの作業を3百回以上繰り返すそうですが私は10回ほどで終了。重ね塗りするとしだいにあめ色の艶が出て表面はカチカチに硬化しています。

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 真空パッドは一定の圧力で抑えておかないと自身の反発力で外れてしまいます。キャリヤをどういう方法で取り付けるか悩んでしまいました。ボルト締めも考えましたが、トランクの曲面とキャリヤの平面が合わないためうまく行きそうもありません。最終的に両端にボルトが埋め込まれた防振ゴムと鬼目ナットを利用することにしました。これならボルトの位置が多少ずれても柔軟なゴムで対応できます。

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 実はこのキャリヤの前にGIVIのモノケース取付けようとしたのですがあまりのかっこ悪さに外してしまいました。今回はその時の孔を利用しトランクの蓋の裏側からしっかりとネジ止めしました。2本の6ミリナットでとめると真空パッドがピッタリと吸い付き微動だにしません。

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 荷物を載せて見るとこんな感じです。トランクの蓋という制約があるのであまり重い物は載せられません。おおむね10Kg程度なら耐えられそうです。

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 これで完成!パッセンジャーを乗せたツーリングに活躍しそうです。野地さんがパッセンジャーを乗せているのを見たこと無いですって?そういうことは言いっこなしです。

オクトラン営業・広報担当  野地幸雄  090-3148-3044
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No title

ウッドですか〜、、良いんじゃないの〜〜。
一人ノリ突っ込みは、もっと、グッドですヨ〜。

Re:のっぽ様

> 見た目はまあまあですが果たして実用になるかどうか。
荷物を載せなければ大丈夫でしょう。今期は二人乗り
実現!だといいのですが。
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