速度計の指示誤差対策と保安基準

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 このホームページのOCTRUN+はご覧になりましたか? 昨年5月にJSC伊勢ミーティングで発表したオクトランGT型のボデイ製作の内容が載っています。今回のGT型は一体型ではなく従来型の独立したボデイ(舟)です。制動能力試験証明が必要な新型バイクはもちろん、証明の必要の無いUSEDバイクにも普及型としてリーズナブル価格で対応するそうです。お手持ちのバイクにサイドカーをつけたいと考えている方、新型オクトランGTにご期待ください。
 
 さてノーマルバイクに4輪用タイヤをつけたり、スプロケットの交換を行うとどうしてもスピードメーターの指すスピードと実スピードの誤差が生じてきます。「その時々読み替えればいいじゃないか」と言う声もありますが、柔軟性の衰えた私の頭ではままなりません。この問題を解決するためにご覧の補助メーターを付けることにしました。
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速度計の指示誤差と保安基準

 その前にタイヤ等を変更した場合速度計の指示誤差は法律的には合法なのか、車検は通るのかと言う問題があります。そこで速度計の指示誤差について調べてみました。速度計の精度については国土交通省が「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(第2節)第148条(速度計等)226条等に定められています。ご承知のように愛車の速度計が合格するかどうかは車検場のラインでメーターが40Kmを指示したとき合図をしてそのときの車検場の速度計試験機の表示速度で合否が判断されます。しかし車やバイクの速度というのは、そのときの気温、タイヤの空気圧、タイヤの磨耗具合、さらにはタイヤ製造時の誤差などでかなり変わってしまうため保安基準ではかなり幅をもって定められているようです。保安基準の細目は平成19年に改正されました。条文には訳の分からない計算式が出てきますが平たく読むと、自動車の場合平成18年12月31日までに製造(登録)された車はメーターの表示速度が40Km/hのとき速度計試験機の表示が時速34Km~44Kmの間にあればOK。平成19年1月1日以降製造(登録)された車は時速31.0Km~42.5Kmの間にあればOK。なのだそうです。

 サイドカーの速度計基準

 実は保安基準改正時には「これからは40Kmを超えたら不合格だ」と言われていたようですが車検場での運用に当たっては幅を持った範囲が定められました。以下該当文です。

自動車検査法人審査事務規定 第5章 継続検査及び構造変更検査等
5-91-2-1
 ①最高速度が40Km/h以上の自動車ににあっては、次の基準に適合するものであること。
  ア  二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車以外の自動車にあっては、計測した速度が31Km/h以上42.5Km/h以下の範囲にあるもの
  イ  二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車並びにカタピラ及びそりを有する軽自動車にあっては測定した速度が29.1Km/h以上42.5Km/h以下の範囲にあるもの

 ということでサイドカーはメーター読み速度40Km/hで表示の場合、速度計試験機の表示速度が上記の範囲であれば法律上も車検も問題ないことが分かりました。つまり速度計試験機が40Kmを超える場合はやや厳しいものの、下回る場合はおおむね10Kmまでの誤差は許容されるということです。もちろんGTRも問題なくこの範囲に入ってるので一安心しました。

ACEWELLデジタルメーターの装着

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 ところが車検にはOKでも実際に走ってみると不都合が生じてきます。速度が上がるにつれ誤差がだんだん大きくなっていくからです。速度もそうですがオドメーター、トリップメーターも多めに表示されてしまいツーリングのときは不便です。1㍑あたりの燃費計算も割り引かないといけません。手軽に実速度に近い表示が出来るものはないか探したところ、ありました汎用で市販されているデジタルメーターです。実は前にA社のデジタルメーターを使っていたのですが液晶画面が見にくいなどの問題点があったので今回は通販でACEWELL多機能デジタルメーターACE153(中国製)を購入しました。価格は10.781円で写真の別売りのマグネットセンサー2.705円とあわせて購入。

後輪ハブにセンサーを付ける

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 問題は速度検知のセンサーをどうやって取り付けるかです。GSX/Rはフロントスプロケットシャフトにセンサーが付けられていますが12V仕様なので使えません。今回はマグネットセンサーということで5×6ミリの丸いピックアップ用磁石をセンサーが感知するという仕組みです。さてセンサーをどこへ取り付けるか。バイクと違って付ける所が見当たりません。悩んだ末センサーは後輪のディスクキャリパーの取付ボルトにとも締めし、磁石はアルミ製ハブに強力接着剤で接着しました。
 添付の配線図どおり配線をして取り付け完了。バッテリー+で常時時計表示、スイッチONで液晶のバックライト点灯です。表示の数字も大きくて読みやすく満足のいくものでした。問題の制度ですがタイヤの外周を入力するのでほぼ正確ではないかと思いますが後日長距離テストで確認する予定です。なお、ピックアップ用磁石が一つなので大丈夫かと思い代理店に聞いてみたところ「増やすことは出来るが高速度で演算が間に合わなくなることがある」ということで現状をすすめられました。走ってみるといきなり10Km表示が出たりしますがそれ以上はキチンと表示されるので問題はありませんでした。これでタイヤ交換にともなう一連の作業は終了です。春が待ち遠しいですね。
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