エンジン不調の原因は複雑だった

愛車GTRのエンジンが不調です。その症状は①スターターモーターが回らない時があり、回ってかかる時もある。②エンジンが温まった状態、冷却ファンが回っている状態でスイッチを切ると水温が下がるまで(小1時間)再始動できない。③エンストすると再始動できない。やはりエンジンが冷めるとスターターモーターが回って始動する。④スターターリレーはセルボタンを押すと一応カチカチという音がする。⑤押し掛けするとエンジンは始動する。
以上なので怖くてとてもツーリングには出かけられません。

そこで先ずはスターターモーターを分解してみました。カーボンが真っ黒にたまり、コンミューターもブラシが接触する部分が黒く焼けています。4本のブラシは厚さが3.5㎜以下交換のところ7.5㎜と十分にありました。各部を清掃研磨して組付けました。テスト結果明らかにモーターのトルクが上がったようでエンジンが始動します。

ところがしばらくしてエンジンをかけるとスターターモーターが回りません。充電済みのバッテリーが1週間で電圧低下しています。コロナでほったらかしにしていたのが原因かもしれません。価格は高くなりますが一流メーカーのパナソニックN-100D23R/C7を購入(12120円)、同社のバッテリー寿命判定ユニットLifeWINK(1516円)も取り付けました。

これで安心と思いきや、ガソリンスタンドでうっかりエンストしたところ、スターターモーターが回りません。何度かスイッチを押しているうちにメーターの照明が消えてしまいました。スタンドの一角を借りて全ヒューズの点検をしましたが異常なし。1時間後スイッチを入れるとメーター照明が復活、エンジンもかかりました。帰宅後、これはスターターリレーの異常と判断。純正部品を通販で購入(4620円)しました。

届いたリレーを取付けて試運転。スイッチを押すと力強くモーターが回ってあっけ無く始動しました。その後何度かアイドリングで冷却ファンが回っている状態(100度C以上)でエンジンを止めましたが直後の再始動もなんなくOK.。再始動時の冷却水温度表示の異常も無くなりました。スターターリレーはおそらく接触不良で通電したり、しなかったりを繰り返していたのではないかと思われます。
まだツーリング等で試したわけではないので安心とは言えませんが一応エンジン不調の原因は解明できたのかなと思います。
以上の結果、エンジン不調の原因は一つではなく、少なくとも三つの要因が絡み合っていたのではないかと推察されます。
そろそろ軽いツーリングでも始めようかと考えています。
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