ロッドエンドベアリングの交換

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 寒い日が続きますね。神奈川県横須賀市の自宅でも朝水溜りに氷が張る日があり、寒がりの私は散歩以外は家でじっとしている毎日です。それでも心は春のツーリング開始に向けてモソモソと動き始めました。
 まだ本格的な整備は出来ませんが、その手始めとして後輪の駆動関係のロッドエンドベアリング(正式にはスフェリカルベアリングといい、通称ピロボールともいいます)を更新することにしました。

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 オクトランGTRの後輪は写真のようにスイスのレーシングサイドカーと同様5本のロッドで支えられています。このロッドの両端に付いているのがロッドエンドベアリングです。F1などのレーシングカーや高級スポーツ車に使われていますが高価なため普通の4輪車にはゴムブッシュが使用されています。オクトランはコスト的には高くなっても必要とされる高速安定性、強度や耐久性を考えてあえてロッドエンドベアリングを使用しています。

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 気になるロッドエンドベアリングなどの耐久性ですが、少々のガタは許容されており、GSX/R1000のサービスマニュアルでもスイングアームのスラストベアリングやリヤショックのブッシュの点検では「過度の遊びが見られる場合は交換する」と表現されています。日常の点検をしていればあまり神経質になる必要はないということですね。わがGTRは走行2万6千kmを超えましたが十分にこの範囲に入っていますので問題ありません。

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 なのに今回交換しようとするわけは「オプション設定になっている最高級ロッドエンドベアリングを使って見ないか」という大和田社長の一言でした。わがGTRはデモカーでもあり走行実験車でもあるのでやって見ることにしました。
購入したのはMinebea(NMB ミネベア)製3ピースロッドエンドベアリングHRT-12EおよびHRTL-12E(左ネジ)です。

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 ミネベア(ミネベア株 日本)は世界シェア60%のメーカーであり、選択したロッドエンドベアリングHRT-12Eタイプは航空機やレーシングカーに使用される最高級品と言われています。特徴はテフロンライナーを使用した無給油式であることと、設計強度が非常に高いということです。使用している材料はHRT-Eタイプはボデイがクロムモリブデン鋼に対し同社給油式タイプは炭素鋼であり外観上も異なります。例えば静破断荷重は給油式タイプ4.38トンに対しHRT-Eタイプは8.67トンと2倍の強度があります。無給油式でテフロンライナーと聞くと耐久性が気になりますが、ボールはあらかじめプリロード(与圧)がかけられているため砂やゴミ等の侵入は給油式よりも少ないといわれています。なによりNISSAN GTRのスリックタイヤ仕様でサスのリンクにHRT-Eタイプが使用されているなど、レース業界では無類の信頼性があるそうです。ただし価格も普通のロッドエンドベアリングの3倍ほどします。
 次回からこのロッドエンドベアリングを組み込んでのテストリポートを順次お知らせしたいと思っています。

オクトラン 営業担当  野地幸雄  電話090-3148-3044


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