オクトラン工場訪問

オクトランGTサイドカーに興味をお持ちのNさんのご希望で工場にご案内しました。千葉県柏市にある工場までNさんの運転で往復ドライブ。「ハンドルがムチャクチャ軽い、なんて過激なセッティングなんだ」と言いながら私よりもはるかに速いアベレージスピードで飛ばします。やっぱりこの人天才ライダーかも。初めてパッセンジャー席に座った私はGoproでビデオ撮影しましたが風圧が凄くて手持ち撮影はうまくいきませんでした。

途中東京浅草の絶版車ショップでNさんが「友人に下見を頼まれた」と言うヤマハの3気筒バイクを見学。なつかしいバイクだけど結構なお値段なのにびっくり。私の乗っていたカワサキエリミネーター900(私のは1000)も置いてありました。

常磐道柏インターを下りて国道16号、県道と走って手賀沼のほとりに工場があります。大和田社長から「これはBMW1600GTLに付けたフレームですがGTサイドカーと同じものです。ご覧のようにフロントサスはキャスター角が調整できますのでオーナー様の希望に応じて安定性重視型にもワイディング重視型にもセッティングできます。もちろん納車後の変更も可能ですよ」とNさんとの質疑応答が続きます。

これはリヤのWウイッシュボーンの構造です。スイングアームは取り外されメインフレームにサスユニットがっちり取り付けられています。この構造によりユニバーサルジョイントや支持ベアリングへの負担を軽減しているそうです。なお現在写真の1600GTLはこのフレームをベースにした全天候型のドリームサイドカーを製作中とのことで完成が楽しみです。

ここで耳寄りな話をゲット。「今オクトランGTサイドカーの発売記念としてコンプリート車の製作を検討中。ベース車(本車)は新車同様のBMWK1200S(横置き4気筒167馬力)で写真のボデイを載せる。もちろん制動能力証明付きです。価格はGT発売記念のデモカーとして赤字覚悟の価格設定にしました。興味のあるかたはお問い合わせください」とのこと。これまた楽しみですね。

再びNさんの運転で帰路へ。湾岸道路を快調に飛ばしてNさん宅へ到着。だいぶ慣れてきたようで「異次元の走りだなあ!今のカーではこういう走りはできない」と言っていました。私はGTRでは初めてのパッセンジャー体験でしたがレカロシートの腰のホールドがしっかりしていて水澄まし走行でも体が振られること無く、安心して乗っていられました。Nさんまたご一緒しましょう。
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